2016/11/11
【季節のギャザリングレシピ第三弾】スイーツにも料理にも自在にアレンジ!栄養価の高い「りんご」に注目!
最近は1年中いろいろな果物を食べることができますが、やはり旬の季節がいちばんおいしく、栄養も豊富です。ギャザリングではそんな旬の果物を、上手に取り入れたいですね。今回は、スイーツだけでなくメイン料理にも使える「りんご」のレシピをご紹介します。
甘みと酸味のバランスがいいから、加熱調理してもおいしい!
「1日1個のりんごは医者知らず」。そんな言葉を聞いたことはありませんか?
1日1個りんごを食べれば、病気にならずに医者の世話にならないですむ、という意味で、日本だけでなく世界中に似たようなことわざがあります。
りんごがそう言われるゆえんは、カリウム、カルシウム、ビタミン、食物繊維、りんご酸など栄養バランスがよく、アンチエイジング効果の成分であるリンゴポリフェノールも多く含むためと言われています(諸説あり)。
また、甘みと酸味のバランスがよく、ジューシーで香り高いことから、スイーツだけでなく料理にも使いやすいのが特徴。シャキシャキした食感で、生で食べてもおいしいですが、ちょっと手を加えて別の食感も楽しんでみましょう。
ピリッと利かせたジンジャーの風味がやみつきに!
【りんごとぶどうのジンジャーソテー】
切ってから少し時間を置き、フライパンで蒸し煮するだけの超お手軽料理。なのに色鮮やかで美しく、テーブルをパッと華やかにしてくれる、ギャザリングにピッタリのメニューです。温かいままでも、冷やして食べてもおいしいですよ。
フライパンで蒸すという調理方法に慣れていない方もいらっしゃると思いますが、そんなときは無水調理ができるソースパンがあれば、短時間で簡単に作れて便利です。
材料(6人分)
- ぶどう 大 30 粒
- りんご 3個
- しょうが薄切り 6~7枚
- 塩 少々
作り方
- 下ごしらえをする。
- ぶどうは半分に切って種を取る。
- りんごは皮ごとくし切りにしてから、ひと口大に切る。
- [1.]にしょうがを加え、フタをして弱火で約7分蒸す。一度かき混ぜてなじませ、再びフタをして弱火で約3分蒸し、火を止めて2分ほど置いてできあがり。
メインと付け合わせが同時にできちゃうラクラク大皿料理
【豚肉とじゃがいも、りんごのポットロースト】
豚肉とりんご?と思う方もいるかもしれませんが、りんごの酸味成分である「りんご酸」は、疲労回復をうながす働きのほかに、お肉をやわらかくしてくれる効果があるんです。見た目が華やかなので、ぜひギャザリングのメインディッシュにしてみてはいかがでしょうか。
焼くのにも煮込み料理にも使えるような深さのあるフライパンであれば、蒸し焼きもソース作りもすべて1つでできるので便利ですよ。
材料(6人分)
- 豚肩ロース肉(タコ糸で縛ったかたまり肉) 600g
- 塩 大さじ1
- こしょう 少々
- オリーブオイル 大さじ2
- じゃがいも 3個
- 玉ねぎ 大1個
- りんご 1個
- バター 50g
- 白ワイン 1/2 カップ
- にんにく 1かけ
- 生クリーム 1/2 カップ
- パセリ 適宜
- 粗挽き黒こしょう 少々
作り方
- 豚肉は塩、こしょうをよくすり込み、ペーパータオルでくるみ、ラップをかけて冷蔵庫で1~2時間置く。じゃがいもは皮をむいて大きめの乱切り、玉ねぎは繊維に沿って薄切りに、りんごは芯を除いて薄めのくし形に切る。
- 豚肉から出る水気をペーパータオルでしっかりとふく。無水調理のできる大きめのフライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、豚肉の各表面にしっかりと焦げ目がつくまで焼き、一度取り出す。
- フライパンをペーパータオルなどでふいてきれいにする。じゃがいも、玉ねぎ、つぶしたにんにく、りんごを敷き詰め、その上に[2.]の肉を置く。
- バターをちぎって散らし、白ワインを注いでフタをしたら、中火にかける。沸騰したら弱火にして1時間ほど蒸し焼きにする。
- じゃがいもがほっくりとやわらかくなったら生クリームを加えて全体に行き渡らせ、煮汁とからめてソースを作る。パセリのみじん切りを散らして粗挽き黒こしょうをふる。
- 肉を切り分け、じゃがいも、玉ねぎ、りんごと一緒に盛り付けてソースをかけてできあがり。
カルシウムと食物繊維たっぷりのヘルシーケーキ
【りんごとドライフルーツのヨーグルトケーキ】
ケーキがテーブルに並ぶと、日常よりちょっと特別感が出て華やかになります。しかもこのケーキは、りんごをはじめ、食物繊維が豊富なドライフルーツや、体内に吸収されやすいカルシウムを含むヨーグルトなど、栄養価の高いヘルシー食材が盛りだくさん。
今回のレシピではふつうのケーキと違って牛乳の代わりにヨーグルトを使っていますが、お好みにあわせて豆乳などで代用するのもよいですね。
材料(8~10人分)
- 具
- 無塩バター 20g
- りんご 2個
- レーズン 20g
- ドライプラム 40g
- ドライアプリコット 20g
- くるみ 40g
- レモン汁 大さじ1
- 砂糖 30g
- ケーキ生地
- 卵 3個
- 砂糖 70g
- バニラエッセンス 少々
- 薄力粉 70g
- ヨーグルト 80g
- クリーム
- 生クリーム 100cc
- 砂糖 20g
作り方
- 【具を作る】りんごは芯を取り除いてくし形に切り、レモン汁をまぶす。
- 無水調理のできるなべに[1]、砂糖30gを入れてフタをして中火で7分加熱し、フタを外してバターをからめて、さらに3分加熱する。火を止めてレーズン、ドライプラム、ドライアプリコットを入れてフタをして2分蒸らす。バットに広げて冷ます。
- 【ケーキ生地を作る】フードプロセッサーで、卵、砂糖、バニラエッセンスを入れて、卵を軽くほぐしてから、もったりするまで約5分混ぜる。中身を大きめのボウルにうつす。
- [3.]にふるった薄力粉を入れ、さっくりと混ぜ、ヨーグルトを加え混ぜる。クッキングシートを敷いた内径19cmほどのフライパンに生地を流し入れる。
- 具(りんごとドライフルーツ、くるみ)の1/4量を生地に埋めてフタをして、とろ火で約22分加熱する。火を止めて約5分蒸らす。フライパンから出してケーキクーラーにのせて冷ます。
- フードプロセッサーで、生クリームと砂糖20gを入れて約2分まわす。ケーキの上にこんもりのせて、残りの具(りんご、ドライフルーツ、くるみ)をトッピングしてできあがり。
煮るだけで、大人味のテーブルに映えるスイーツに
【りんごのコンポート】
ギャザリングパーティーを彩るデザートとして、ワインで煮込む大人味のスイーツはいかがでしょうか。材料をフライパンや鍋に入れて煮込むだけの簡単レシピなので、ギャザリングの途中でも手軽に作れるのでおすすめです。さとうきび本来の味わいが楽しめるオーガニックシュガーなどを使えば、まろやかな甘さで、ミネラルもとれるヘルシースイーツになります。
材料(4人分)
- りんご 2個(500g、あれば紅玉)
- 白ワイン 1/2カップ(100cc)
- グラニュー糖 150g
- 水 1と1/2カップ(300cc)
- レモンの輪切り 3~4枚
- シナモン スティック 1本
- ホイップクリーム お好みで
作り方
- りんごは皮つきのまま8等分のくし切りにし、さらに横半分に切って、16等分にする。
- なべに白ワイン、グラニュー糖、水、レモン、[1.]を入れて、中火にかけ、沸騰したら3分ほど煮る。少し火を弱めて、りんごが透き通るまで煮る。器にリンゴとレモンを盛り付け、シナモンスティックを飾り、ホイップクリームを添えてできあがり。
ふだん、切ってそのまま食べることの多いりんごですが、少し手を加えるだけでさまざまな味が楽しめます。「りんご狩りの後に」「大量にもらっちゃった」、そんなときはギャザリングを開いて、みんなで一緒に調理してみるといっそう盛り上がっておすすめです。ぜひ、トライしてみてください。
※お手持ちの調理器具によっては、本レシピ掲載のものから多少調理時間が前後する場合がございます。